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コラム

比較級思考119

あらゆるものが市場化し、それもグローバルな形で展開しています。しかし、その市場は、そんなに頼りになるものでしょうか。物事の決定方式は、1人1票の議会の選挙による投票によるものと市場によるものとがあります。市場では、できるだけ高い値段を早くつけた者が勝ちです。(時間優先、価格優先)
市場原理では、自由な競争の結果、必ず勝者と敗者が出ます。その結果、経済格差は拡大します。それにしても市場における勝負に我々はナットクできるのでしょうか。
その市場は、果たして安心して信用できるものでしょうか。不特定多数の人々が一向に集まって取引をする光景を我々は時々見ることがあります。株式市場、野菜や魚のセリ取引、美術品等のオークション・・・。これらの市場参加者は、お互いに対等な当事者の千恵くらべで価格が形成され、それが時価となり、公正な価格とみることができるかという問題です。この市場化の流れは止められないとしても、この市場の中身については、検討すべき課題があります。

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