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コラム

比較級思考60

スポーツと企業経営を同じレベルで考えるのは問題と思われますが、スポーツから経営にとっての参考となるものは結構あります。
そこで、今回は、スポーツの問題からみてみましょう。スポーツといっても、単純な個人戦と団体戦。勝負がはっきり分かれるものから、技術点や芸術点といったはっきりしない評価項目があるものまで、多岐にわたりますが、ここでは、客観的な結果がはっきり出るスポーツを考えておきましょう。最後の勝利者には、優勝インタビューとして、選手に勝利の原因を聞くことがあります。そこでの回答は優等生的なものから、結果が良くてほっとしているといった詳細な分析をしないものまで様々です。当事者に勝利の原因を聞いても、終わったばかりのことであるし、はっきりしないのはむしろ当り前かもしれません。こんな時、私はスポーツ解説者の考えを参考にしています。スポーツ解説者は、スポーツの内容について視聴者の理解を助けるため、様々な工夫を凝らしています。上手な解説をする人もいれば、下手くそな解説もあります。ここでは、実力通りの結果なのか。運が良かったのか。相手方が失敗してくれたおかげなのか。それらがいろいろ重なったものなのか。プロの選手ですので、専門のコーチがついて、1年を通じてずっと練習をしていることは間違いないのですが、努力だけで良い結果が出せるとは限らないのがプロの世界です。

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