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コラム

青淵百話「渋沢家家訓 1」

今回は渋沢栄一が作成した家訓を見ていきたいと思います。大きく3綱目に分けられており、第一が「処世接物の綱領」、第二が「修身斉家の要旨」そして第三が「子弟教育の方法」です。中でも第一の「処世接物の綱領」を渋沢は最も重んじていたようです。以下その綱領について見ていきたいと思います。

一.常に愛国忠君ノ意ヲ厚フシテ公ニ奉ズル事ヲ疎外ニスベカラズ
一.言忠信ヲ主トシ行篤敬ヲ重ンジ事ヲ処シ人ニ接スル必ズ其意ヲ誠ニスベシ
一.益友ヲ近ケ損友を遠ケ苟モ己レニ諂フ者ヲ友トスベカラズ
一.人ニ接スルニハ必ズ敬意ヲ主トスベシ宴楽遊興ノ時ト雖モ敬礼ヲ失フコトアルベカラズ
一.凡ソ一事ヲ為シ一物ニ接スルニモ必ズ満身ノ精神ヲ以テスベシ瑣事タリトモ之ヲ苟且ニ付スベカラズ
一.富貴ニ驕ルベカラズ貧賤ヲ患フベカラズ唯々智識ヲ磨キ徳行ヲ修メテ眞誠ノ幸福ヲ期スベシ
一.口舌ハ福禍ノ因テ生ズル所ノ門ナリ故ニ片言隻語必ズ之ヲ妄ニスベカラズ

以上7箇条で「処世接物の綱領」は成り立っています。人としてこの世に生きていく上で何を大切にすべきかを語ったものです。

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