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コラム

比較級思考187

企業にとって生き残りは熾烈を極める。同じ事をくり返しているだけではダメ。様々な手を打っていかないと生き残れない。様々な手とは、投資のことだ。企業は投資を通して生き残り戦略を考える。問題は投資に必要とされるお金と投資のタイミングである。お金については「攻めの投資」として常にある程度の資金を確保しておく必要がある。いざというときの「守りの資金」とは別に積極的に投資のタイミングを狙って行くことが不可欠だ。目まぐるしく変化する経済環境の下で生き残りを賭けた企業戦略の優劣は投資の優劣の差でもある。伝統的な投資といえば、土地を買って工場を建て、機械装置を導入して、新しく人材を募集して、さあスタートという具合に長い時間を要した。しかし、こんな事をしていたら、手遅れになってしまう。今は、この時間をお金で買う時代だ。スピードの時代では、M&Aこそ投資の基本スタイルだ。M&Aのグッドタイミングに備えて、しっかり資金確保をしておく必要がある。

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