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コラム

比較級思考168

まず、会社四季報は、いろいろな人々に利用されますが、とりわけ投資家に対する情報提供が主なものと思われます。いわゆる現に株主の方やこれから株主になろうとする人々の立場です。株主にとって、投資とは命の次に大切な「お金」を提供するわけです。そして、そのお金が紙きれになってしまうかもしれないのです。そのため、その「お金」が安全確実に増えることが求められます。株主の「お金」を増やす方法として、株価が上がって、キャピタルゲインを取るか、配当金を増やしてインカムゲインを取るかが問題となります。このような立場に立つと、どのような情報が求められるのでしょうか。特に株価上昇に重視な影響を与える指標は何かという点です。歴史的に企業利益、それも経常利益との関連性が強そうです。経常利益がどんどん増加していけば、株価が上昇するという関係があるといわれています。それでは、配当金の場合はどうでしょうか。配当可能利益の範囲内でしか、配当はできません。その範囲内でどの程度、配当を行うかは企業の配当政策によりますが、いずれにしても配当可能利益の基礎は当期純利益にあります。こうして、これらの人々にとっては、利益・情報の中でも特に、経常利益と当期純利益が重視されます。

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